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2019年11月3日日曜日

第17回 横浜臨床病態栄養リハビリテーション研究会(Y-Basis)


17回横浜臨床病態栄養リハビリテーション研究会
日時:201983日(土)14301800
場所:医療法人 光陽会 関東病院 8階談話室

【症例検討】糖尿病教育入院における多職種連携の実際
 座長:作業療法士   鈴木 香苗 先生
 講師:看護師     馬場 玲子 先生
    理学療法士   宗村 明子 先生
    作業療法士   成田 雄一 先生
   


『糖尿病教育入院における多職種連携の実際』について、看護師・理学療法士・作業療法士の立場から3名の先生方にご講演いただきました。
看護師の馬場先生からは、糖尿病療養指導カードシステムを用いての指導方法、フットケア外来のお試し運用の実際についてお話しをいただきました。患者様はそれぞれ異なった入院するまでの生活歴があり、患者様の個別性に合わせた指導の大切さについて改めて学ぶことができました。

理学療法士の宗村先生からは、糖尿病の基本治療の1つでもある運動療法について、効果・種類などの基本から、教育入院・外来での介入内容についてお話しをいただきました。教育入院後の継続的な運動・生活指導の必要性、また、その指導を行う上で注意しなければならない糖尿病合併症の増悪予防について再認識できました。

作業療法士の成田先生からは、糖尿病支援における行動変容についてお話しいただきました。作業療法士は運動・精神心理面など様々なアプローチを行っておりますが、患者様が有意義とする生き方を支援する。糖尿病支援においても、生き方を変える(行動変容)支援が重要となり、教育入院・外来での作業療法士ならではの評価法を用いての介入方法について学ぶことができました。






座学の後、多職種混合グループに分かれ、症例検討を行いました。各職種の強み・専門性を活用してさまざま意見が飛び交い、有意義なディスカッションが行うことができました。また、今回の講義・症例検討から、1人の患者様に各職種個々として関わるのではなく、チームとして関わることの重要性、また、関わっていくためのそれぞれが他職種の役割や強みを理解する必要性について改めて勉強になる講義でした。


【ワークショップ】メディカルアロマ~香りを使ってストレス解消~
座長:理学療法士   宗村 明子 先生
講師:作業療法士   鈴木 香苗 先生

ワークショップでは、作業療法士、MAA認定 メディカルアロマセラピストの鈴木先生から、アロマテラピーについてお話しいただきました。
アロマテラピーという言葉は耳にすることがよくありますが、実際にはどういうものなのか、どのような効果が得られるのか。また、様々な匂いの精油の効果の違いについて、基礎や歴史を交えながらとても分かりやすく講義していただきました。



後半はアロマスプレー作り・ハンドトリートメント実習を行いました。アロマスプレー作りでは、好きな匂いの精油を選ぶことができたため、各々オリジナルのアロマスプレーを作ることができました。ハンドトリートメントでは、基本手技の講義後にペアを組み実際に体験を行いました。見るとやるでは異なることが多く、手の力の入れ方や動かし方など難しさがありましたが、トリートメントと受けている側は気持ちよく、安心感が得られました。










今回のご講義で学ばせていただいたことを、明日からの臨床に活かせるように日々努力して参りたいと思います。

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