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2019年12月25日水曜日

第19回 横浜臨床病態栄養リハビリテーション研究会学術集会(Y-Basis)

第19回 横浜臨床病態栄養リハビリテーション研究会学術集会
日時:2019年12月14日(土)14:30~18:00
場所:医療法人 光陽会 関東病院 8階談話室

【内部障害(代謝障害)シンポジウム】
座長:磯子中央病院 看護部 古澤 友美先生
①当院、NSTにおける作業療法士の役割
 関東病院 リハビリテーション科 作業療法士 井戸川 由花先生

②心臓前悪液質を呈した患者にNSTと作業療法介入することで経口摂取が出来た例
 ~NSTにおける作業療法士の役割~
 関東病院 リハビリテーション科 作業療法士 甲嶋 義史先生

③糖尿病教育入院における作業療法士としての初めての関わり
 関東病院 リハビリテーション科 作業療法士 小宮山 惣一郎先生

④透析療法中高齢2型糖尿病患者の行動範囲拡大に向けて家族・チーム介入している1症例
 関東病院 リハビリテーション科 理学療法士 中山 裕美先生

⑤当院における糖尿病療養支援チームの活動報告 第二報
 関東病院 リハビリテーション科 理学療法士 宗村 明子先生

⑥糖尿病教育入院から外来通院継続における多職種同時療養指導の新たな取り組み
 関東病院 リハビリテーション科 作業療法士 成田 雄一先生



シンポジウムでは臨床場面やチームアプローチでのリハビリとして視点から6名の先生方に発表していただきました。NSTや糖尿病療養支援チームでの関わりはリハビリ職種だけでは行うことが出来ず、多職種の関わりが重要であり、その中で各職種の強みや役割は何かを考え再認識することが出来ました。また、同じ理学療法士・作業療法士でも考え方や視点はそれぞれであり、自分に足りないものは何かを考えさせられました。
発表後はフロアからの質疑応答もあり、日々の臨床現場での悩みを共有することが出来ました。


【教育講演】栄養状態と褥瘡とリハビリの関係について
座長:関東病院 糖尿病専門医 藤崎 公達先生
講師:関東病院 リハビリテーション科医 前田 紀章先生



「栄養状態と褥瘡とリハビリの関係について」というテーマでリハビリテーション科医の前田先生よりご講義いただきました。褥瘡の定義や歴史、日本の褥瘡の現状などの基礎から、関東病院での褥瘡委員会としての取り組みなど盛り沢山の講義内容でした。特に褥瘡発生の予防には栄養状態の評価やリハビリテーションが重要であり、多職種で局所・全身・環境と視点のスケールを変えて診察や介入を行うことの大切さを学ぶことが出来ました。


【特別講演】栄養管理における薬剤師の専門性~理解すべき輸液や薬剤について~
座長:関東病院 リハビリテーション科 作業療法士 井戸川 由花先生
講師:日立製作所 核医学認定薬剤師 中山 晴雄先生


「栄養管理における薬剤師の専門性~理解すべき輸液や薬剤について~」というテーマで核医学認定薬剤師の中山先生よりご講義いただきました。電解質や酸塩基平衡については医療者であれば一度は勉強する内容ですが、今回は輸液や薬剤の話を踏まえてわかりやすくとても勉強になるお話でした。また、がん患者様の栄養療法について、早期の栄養介入が重要であり、周術期や終末期など各期にあった介入をして悪液質状態を防ぎ、QOLが減少しないように関わる大切さを学ぶことが出来ました。

今回のご講義では多くのことが学ぶことができ、明日からの臨床に活かせるように日々努力して参りたいと思います。

次回の研究会予定は2020年3月28日(土)となっております。次回も皆様、是非ともご参加いただけれ幸いです。

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